🏥 リハビリテーション(PT/OT/ST)
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による専門的なリハビリテーションについて、それぞれの役割と利用方法を詳しくご紹介します。
🏃PT(理学療法士)
姿勢や歩行、運動発達のサポートを行います。体の動かし方、バランス、筋力の発達を支援します。
🎨OT(作業療法士)
食事、着替え、遊び、書字など日常生活に必要な動作を練習し、自立を促します。感覚統合療法なども担当します。
💬ST(言語聴覚士)
発語の遅れ、構音障害、嚥下(飲み込み)の問題に対応します。コミュニケーション支援も行います。
💡 多角的なアプローチの重要性
発達に課題がある子どもは、それぞれの専門職による多角的なリハビリを組み合わせることで成長をサポートできます。
📋 利用までの流れ
1
気になる症状を発見
言葉の遅れ、歩行の不安定さ、日常動作が苦手など
2
小児科・発達外来で相談
必要に応じてリハビリの紹介状を発行してもらう
3
医療機関・療育施設で評価
発達検査や機能評価を受け、リハビリ計画を立てる
4
定期的な通所・療育
週1〜数回の頻度で通うケースが多い。保険診療(医療機関)か、児童発達支援・放デイ(福祉サービス)で受けるケースがある
🔍 情報収集の方法
- 小児科・発達外来の紹介
信頼できるリハビリ先を紹介してもらえる - 自治体の障害児通所支援一覧
児童発達支援事業所の中にPT/OT/ST配置ありの施設がある - WAM NET
全国の障害福祉サービス事業所検索が可能 - 口コミ・親の会情報
リハビリの質は施設や担当者によって差があるため、体験談が参考になる
📄 やっておくと便利な手続き・制度
- 自立支援医療制度(育成医療・更生医療)
医療機関でのリハビリ費用を軽減できる - 障害児通所支援受給者証
児童発達支援や放課後等デイでのリハビリ利用に必須 - 医師の診断書・意見書
サービス利用時に必要となる場合が多い - リハビリ評価結果の保管
就学相談や個別支援計画で活用できる
💡 保護者が知っておくと楽になるポイント
- リハビリは「早期開始」が効果的。気になったらすぐ相談するのがベスト
- 子どものモチベーションを引き出すために「遊び感覚」で行うことが多い
- 家庭での練習方法も指導してもらえるので、復習することで効果が高まる
- 医療機関と福祉サービスの両方で受けられる場合があるため、併用も検討可能
- 長期的な通所になるため、通いやすさ(立地・送迎)も選択の大きなポイント
📚 参考リンク
- 日本理学療法士協会
- 日本作業療法士協会
- 日本言語聴覚士協会
- 発達障害者支援施策の概要
- 各自治体の障害福祉サービス案内