🏠 訪問看護・在宅医療
医療的ケアや重度の障害を持つお子様が自宅で安心して生活できるようにサポートする仕組みについて、利用方法から制度まで詳しくご紹介します。
🏥訪問看護・在宅医療とは?
医療的ケアや重度の障害を持つ子どもが、自宅で安心して生活できるようにサポートする仕組みです。
訪問看護では看護師が家庭を訪問し、医療的ケア(吸引・経管栄養・在宅酸素など)や健康管理を行います。
在宅医療では医師が定期的に訪問診療を行い、外来通院が困難な子どもを支えます。
家族の負担軽減や、子どもが慣れた環境で過ごすために重要なサービスです。
👉 医療的ケア児や重度障害児の生活を支える「ライフライン」となります。
👩⚕️訪問看護
- 医療的ケア:吸引・経管栄養・在宅酸素など
- 健康管理:バイタルチェック・服薬管理
- 家族支援:ケア方法の指導・相談
- 緊急対応:24時間体制のサポート
👨⚕️在宅医療
- 訪問診療:医師が定期的に家庭を訪問
- 診断・治療:外来通院が困難な場合の対応
- 処方箋発行:必要な薬の処方
- 連携:病院や療育施設との連携
📋 利用までの流れ
1
主治医に相談
医師が訪問看護や在宅医療の必要性を判断。指示書や紹介状が作成される
2
訪問看護ステーションや在宅医療機関を探す
自治体の福祉課や病院の相談員に紹介してもらう
3
契約・利用開始
訪問頻度(週1回、毎日など)を決定。看護師・医師が定期的に訪問し、ケアを継続
🔍 情報収集の方法
- 自治体の福祉課・障害福祉サービス案内
医療的ケア児支援の窓口で紹介してもらえる - 病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)
在宅移行時の支援先を提案してくれる - 日本訪問看護財団:訪問看護ステーション検索
全国の訪問看護ステーションを検索できる - 親の会・SNS
実際に利用している家庭の体験談は、訪問の雰囲気を知る上で参考になる
📄 やっておくと便利な手続き・制度
- 医師の指示書
訪問看護を利用するために必須 - 自立支援医療制度・医療費助成制度
高額になりやすい在宅医療費の自己負担を軽減 - 障害福祉サービス(居宅訪問型児童発達支援など)との併用
医療と福祉のサービスを組み合わせると生活が安定する - 緊急時の連絡体制の確認
夜間・休日に対応可能かを事前に把握しておくと安心
💡 保護者が知っておくと楽になるポイント
- 訪問看護は「子どものケア」だけでなく「親の心の支え」にもなる
- 医師と看護師がチームで支えるため、家庭の安心感が増す
- ケアの一部を看護師に任せられることで、親が休息を取れる
- 在宅医療は長期的なサポートになるため、信頼できる医師・看護師との関係づくりが大切
📚 参考リンク
- 日本訪問看護財団:訪問看護ステーション検索
- 医療的ケア児等とその家族に対する支援施策
- 各自治体の医療的ケア児支援ページ